2010年3月11日木曜日

人は時として無償のほうがより働く

と、いう実験結果があるそうです。アメリカの大学の先生がやったそうです。昨日のNHKの番組で見て、へーっと思いました。

実験は単純で、トラックにソファを積んで、通りすがりの人に、お金を払うから荷降ろしを手伝ってくれないか、と依頼すると、大方の人は断るそうです。うん、私も断りそう。しかし、助けがいるので手伝ってもらえないか、とお願いすると、大方の人は手伝ってくれる、というもの。うん、私も手伝いそう。

人間の心理には他の人間に認められたい、感謝されたい、という感情が本能的にあるので、そこをうまくつけば、無償で大きな効果のある事ができる、という事でした。たとえばリアルタイム桜前線とかQ&A板とか、ウィキペディアとか。

webのこういったサービスを利用するたび、世の中にはなんて親切な人が多いんだろう、と思っていましたが、それが本能に基づく欲求であると両断されるとなんか面白くないのは私がロマンチストだからでしょうか。いやいや、ロマンなくして何の人生。

この心理って、きっと社会や群れを作る生き物がうまく生きていくために必要な物なんだと思います。人間性善説の実態ははこれなのではないかなーんて。仮にそうであれば、人間が善であることは遺伝子にインプットされた情報で、Pay-It-Forwardも、もっと社会度が上がれば現実化可能かもなんて思ったり。いや、そこまでは思ってないけどほんとのところは。

 

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