2013年7月5日金曜日

マーマレイド

ニューサマーオレンジと日向夏と小夏が同じものだという事を先日しりました。ちょっと前に四国に行ったのにねぇ。外側の黄色い皮をうすーく削いで、白いふわふわごと食べます。おいしかったー。


無農薬のニューサマーオレンジを入手できたら簡単にマイルドなマーマレイドができるなーと思いました。昔エディアールのマーマレイドを食べて衝撃を受けて以来、ジャムの中ではマーマレイドが一番好きです。今日本で売っている物とはちょっと異なるのですが、ごろっとした肉厚の皮がこれでもかと入っていて、それが柔らかいのに歯ごたえがあり、甘さとオレンジの風味が抜群です。そしてお値段も抜群。自分用にはなかなか買えない感じです。

先日小贅沢にTiptreeのマーマレイドをその歴史を知らずに買いました。おいしい!エディアールの物とはまた違ったおいしさです。子供の頃以来マーマレイドが嫌いだった夫も私がウマイウマイと食べるのを見て興味を持ったようで、とうとう手を出しました。とてもおいしかったそうでよかったのですが減りが倍になってしまいましたwww

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素敵な物は自分でも作ってみたくなる性分なのでエディアールのマーマレイドショック後、ご多分に漏れずコピ修行し、バッタもんとはいえ大分似た雰囲気の物が作れるようになりました。

農薬対策で親戚の庭の夏ミカンで作りました。皮は白い所をなるべく付けた状態で厚剝きにし、1cm幅に切って下ゆでします。何度かゆでこぼしをする事で苦みを抜くのがキモです。これだけ茹でこぼせば農薬使っているオレンジでも大丈夫なんじゃないのと思ったりしますがよくわかりません。茹でこぼしが足らないと苦みが強く残り、やりすぎると歯触りも風味も腰抜けになるので加減が必要です。最後に湯を全部切って軽く洗い、そこから先は普通のマーマレイドの作り方でOKですが、水分は皮ひたひたの量にします。

ゆであがりの皮はふにゃふにゃですが砂糖で締まります。うまく行くと皮の厚みがねっちりと濃厚な感じになり大変おいしいのです。また、修行過程で出るイマイチマーマレイドはケーキ類の種にたっぷり混ぜると極上のオレンジケーキになってしまうので大変危険です。

夫がおいしく食べられるようになったので、久しぶりに作るかなーと思いましたが、Tiptreeのマーマレイドよりおいしいの作れる気がしない。エディアールの半額で買えちゃうので、もうこれでいいよと思ったりもします。TiptreeのHPのトップページ(英語)は、ロードの度に違うジャムと格言が出るのですが、そこに書いてある格言がすごくいい。最初に見たのがこれ。

Everything should be made as simple as possible,
but not one bit simpler.
Albert Einstein 1879-1955

(すべての物は可能な限りシンプルに作られるべきであるが、それよりほんの少しでもシンプルすぎてはいけない。  アルベルト アインシュタイン)

ここのマーマレイドの原材料はオレンジと砂糖だけです。だから買ったのです。アインシュタインはジャムの作り方について言ったのではないと思いますが、 I strongly agree! です。良い事いうなぁ。

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