2014年1月27日月曜日

修善寺1泊2日

週末に年に1度の株主優待を貯めての贅沢旅館でのお楽しみに行ってきました。今年は修善寺の菊屋さんです。

10時過ぎに家を出て沼津でお昼を食べましたが、初めて入ったお店がなかなか当たりで嬉しかったです。夫が頼んだ金目の煮付けの切り身が大きかったのも良かったのですが、食べ終わった骨と煮汁をお茶碗に入れ、小口切りのねぎを足して入れてお湯で割ってくれました。蕎麦湯的なノリです。(むかーし父方のおばあさんが、塩サケを食べた後皮と骨をお茶碗に入れてお湯を入れてたのを思い出しました・・・・。)なかなか美味でございました。中に温麺とかが一つまみ入っていたらもっとよかったな。お店のおじさんもおばさんも年配ですが気さくで良い感じに味を出していて、狭い店ですが久々に当ったねと夫と喜びました。

宿泊先はの菊屋さん。買収されるより全然前に1度、買収後は2010年に続き今年で2度目です。前回は部屋指定を誤りイマイチだったので今回はちゃんと本館次の間付の和室をお願いしました。

 

最初に来たのはもう20年以上前なのですが、3間続きで濡れ縁から大きな中庭に出られたお部屋に泊まったのが印象的でした。中庭を挟むように向こう側にも棟があって庭に出られるようになっていました。中庭の真ん中を小川が流れ貴い方々が植樹した松なんかが生えてなんとなく領域を分けていました。今回も幸い1階のお庭に出られる部屋(朝陽の間)でしたが、今はその中庭の南側半分弱が潰されて(さすがに小川と松はそのまま)食堂や本館の別棟として作り変えられており明治のいかにも贅沢に作った旅館というぽかんとした風情が半減していました。


お宿自体は明治大正の墨客が続々と泊まったりした部屋(夏目漱石の修善寺の大患の舞台)がある位ですので古さは否めませんがそれを楽しめるなら良いお宿だと思います。



今回お食事はプレフィックスコースで数品を自分で選ぶようになっており、晩も朝もなんとなくこんなものかだったか・・・?的な感じでしたがと思ったのですが、2010年の写真を確認したらあまり変わっておらず、この4年で変わったのは自分たちであったか、とちょっとショック。前の感動が大きくて期待値が上がりすぎなんだかよくわからない事になっていた様子で戒めとして覚えておこうと思いました。



大きなお風呂の前に盥に氷漬けにして置いてあった牛乳類がなくなり、ラウンジのガラスの冷蔵庫の棚にヤクルトだけが置かれるようになったのが残念な感じでした。氷水と盥の風情が温泉上がりののぼせた目に涼しかったのになぁ。この系列のどうぞどうぞ的な放置が好きだったのに残念です。でもこのサービスは他の旅館でも縮小傾向なのですよねー。菊屋さんは他にない水だしコーヒー(美味しい)他、お茶類の無料サービス(セルフ)がある所がとても良いと思います。

修善寺のお湯はあたりがやわらかくマイルドで湯温も高く湯量もありさすがこの何もない所に老舗旅館が何件も立つだけの事はある物です。また何年かしたら来ようと思います。



帰りに「伊豆 村の駅」に寄ってきました。ちょっとすごい買い物したので明日に続きます

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