2018年12月5日水曜日

ホームメイドクッキー

ごく普通のシンプルなクッキーが食べたくなったが売っていないので作る、というお話を読んで私も食べたくなって作りました。



そのお話の中では市松のアイスボックスクッキーを焼いていましたが、私はもっと固くて軽いやつ。小麦粉、きび砂糖、卵、有塩バター、ベーキングパウダー少々。170度で焼き色が軽くつくまで焼いて120度でカリカリに乾燥。

幼児向け番組のおやつの時間には一緒に何か食べずにいられない参加型の子供が大人になると深夜にお菓子を作ったりするようになるのですよねー。さすがに50才を目前にして深夜にはやらなくなりましたが、9時台ならやっちゃう。(やっちゃった。)


市松のアイスボックスは市販でもよくありますが、友人が作ってくれた物がとても印象に残っていて、見るといつも彼女を思い出します。私はやるときにはガッとやってガッと片づけてしまいたいタイプなので、タネを作って冷やして切って冷やして切ってという工程がどうにも面倒に思えて仕方ないのですが、彼女はゆっくりとした所作でのんびりと丁寧に作っていて(彼女が作っている間ずっと見ていた)それがどうにも自分たちの性格とリンクして見えて面白かったです。

また食べたいなあ。作ってくれないかなあ。

美味しいものを食べると、思う存分(しかも安く)食べたいので再現する努力をします。8割くらい再現でたらヨシと満足するのですが、これは物に執着している。

友人のクッキーとか母のパウンドケーキとか、そういった誰々の作った何々というのは、その物よりもその人と結びついている味。仮に自分で再現できてもそうじゃないんだよ、要はその人に手をかけてもらいたいんだよな、と最近気づきました。甘えただねえ。

ところで、下のオーブン写真、上段のロシア上空を飛んでいるような山脈は自分用プレーン、下段は1cmくらいのチョコチップを抱えたミニサイズを夫用に形成しました。



仕上がって夫に試食で渡し、キッチンを片づけていたら、遠くから

カリ、カリカリ、カリカリ

と、音が聞こえてきて、途端に猫のいる生活を思い出しました。こんな音立ててカリカリ食べてたなあ。


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