2015年12月24日木曜日

好酸球性副鼻腔炎-7 投薬の効果

好酸球性副鼻腔炎-1
好酸球性副鼻腔炎-2 入院から手術まで
好酸球性副鼻腔炎-3 術後の経過
好酸球性副鼻腔炎-4 退院後
好酸球性副鼻腔炎-5 術後その他諸々
好酸球性副鼻腔炎-6 術後4カ月

前回の通院は11月10日だったのですが、ここ半年ほど、鼻の自覚症状の有無に関わらず全く匂いがしなくなってしまった事を先生に報告したら、がつっとステロイドを入れる提案をされました。

過去にセレスターナ配合錠1週間分を処方された事があり、その時は効果が実感できなかったので無駄にステロイド使いたくないという気持ちもあったのですが、今回は1日2回1錠づつを2週間、1日1錠を1週間という強めの3週間コース。その間は点鼻のオルガドロンはお休み。飲みきったら再開、という指示をいただき実践してみました。

11月17日、セレスターナ1日2錠を初めて8日目くらいから時折ふわっと匂いを感じる時が出始めましたがその後は大きな改善はなし。

11月25日、ここから1日1錠に。

12月1日、薬を飲みきり、翌日から点鼻に切り替え。この間、状態は変わらず、何も飲まないよりは良いけど体に負荷なら飲まなくてもいいかなあ程度の効果でした。(3ヶ月くらいまでは継続して使える薬らしいので、そこまでの負荷ではないと思うのですが。)

12月8日、点鼻再開1週間後、突然点鼻薬を垂らした時に薬剤の匂いがガツンときてびっくり。今までもたまーにあったのですが、うおっなんだいきなりどんと来たな!って感じでした。

12月11日、そこからさらに3日後、突然ものすごく匂うように。職場の外にあるラーメン屋の排気が豚骨臭くてたまらず気づきました。今までにおいがしても例えばコーヒーの香りを構成する全ての成分が嗅ぎ取れるわけではなく、わかる物とわからない物があったのですが、久し振りに完全なコーヒーの香りがしたり、大好きな香水を久し振りに楽しんだり出来ました。とはいえ完璧という訳でもなく、わかる物とわからない物があるし、タイミングもあるようで斑なのですが。

嗅覚のための神経細胞は1つの細胞が1種類の匂いのレセプターになり、普通の人間の場合、切手サイズの中に約500万個の細胞あって3千~1万種類のにおいをかぎ分けるそうです。嗅覚情報を最初に処理する嗅球という細胞は4週間のサイクルで変性と再生を繰り返えします。生まれた嗅球が嗅覚刺激を受けると神経細胞が嗅球を探して結びつき神経回路に組み込まれ嗅覚細胞として機能するようになるのですが、嗅球が刺激を受けないと2~4週間で機能しないまま死んでしまうのだそうです。

つまり、投薬開始後28日(=4週間)でがっつり匂うようになったというのはその間できた嗅球がきっちり定着した結果という事なのでしょうか。わあすごい。人体実験大好き。

ちなみに1日2回の鼻洗浄は今でも毎日やってます。調べてみると術後3ヶ月程度でよかったらしいのですが、先生もすすめるし、面倒だけどスッキリするから日課になりました。

あと神経細胞は食後の数時間の間に上記の嗅覚神経が作り替えられている可能性が高くとりわけ睡眠すると良いらしいと東大の先生が2011年に米科学誌ニューロンにマウス実験の結果を掲載したそうです。においしない人は食べたら積極的に寝ましょう・笑

今日は12月22日ですが、まだよく匂ってます。鼻かぜを引いたら一発アウトな気がするので大事にしたいと思います。


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