2016年7月11日月曜日

怖い方に飛び込め

先日「いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。」という言葉を聞きまして、おっかない事いうなあと思いました。岡本太郎さんの言葉だそうで、他に並べられていた格言的な物は知っていたのですが、これだけ知らなかった。

解釈はいろいろあると思うのですが、怖いからって回避したらそれはいつまでたっても怖いまま、という事と理解しました。

いわゆるコンフォートゾーンから踏み出すってことなんでしょうけど、でもいつも怖い方にばかり飛び込まされると心が削られますよね。あと、飛び込むのと飛び込まされるのは大違い。

子供の頃、いくつかの選択肢の中でいつでもより嫌な方をやるよう仕向けられてきた気がします。大嫌いな算数、上手にできなかったハーモニカ、苦手な短距離。それらは能力を平均化する為、あるいは不足している能力を補う為に必要な事ではあったのですが、優秀でも勤勉でもないうすらぼんやりした子どもにはいろいろつらかったなあ。

やればできる子だったもんで。ええ。つまりはやらない子だったって事ですけども。

大人になってもやはりやらせればできる子に見えるらしく、折々コンフォートゾーンから引きずり出されてきましたが、今また引きずり出されました。大人になってもやっぱり自分の意志ではないのが残念な所です。ええ、協力してもらってなんぼなので人間関係大事にします。変なプライドが邪魔するので仕事は丁寧にやります。ええ、ええ、やればできるんです。というか、やれば大抵の事は誰でもできるんです。やることをどれだけ重要視してるかの違いだと思います。やらなきゃ死ぬなら大体の人はだいたいの事はやれます、それが何であれ。

今は「やる」必要性がわかる所に昔と違って若干の救いがあるので、この解釈を心のつっかえ棒に上手い塩梅で上手い事やっていきたいと思っています。


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