樹木にも寿命があって、ソメイヨシノで60年くらいと言われていますが、バラはどうなんだろうと調べてみました。というのは家の古めのバラ達の具合が一緒に悪くなってきたので年なのかなあと思ったのです。
状態は写真のような感じで、メインの枝が枯れてしまった鉢がいくつかあります。一昨年の土替えの際に根に指でぼろっと欠く事のできる変な塊ができているのを見つけ、根頭がん腫病かなあと思っていたらますます弱ってきたので今年の土替えのタイミングで大ナタを振るう事にしました。
枯れた枝をなるべく根本から落とし、死んだ樹皮を取り除き、根にできたコブを削れるだけ削って半月、思わぬところからベーサルシュートが出たり、
芽が出る端からうどんこ病で真っ白にされていた株もきれいな葉のままいられる時間が長くなりました。消えはしないのでとりわけうどんこ病に弱い種なのだと思います。でもがんばってます。バラってたおやかに見えて割と大雑把で底力があるよね。ゲンコツ剪定とかあるもんねえ。
対策が有効のようなので多分樹齢じゃなくて病気のせいで弱っていたのでしょう。病気自体はよくあるやつで、でも完治せず伝染るので罹患した株と土は全廃棄というなかなかシビアな対応が求められるのですが、病気でも具合が悪くてもまあいいじゃない、一緒にがんまりましょう、ダメならダメで考えましょう、という方針となりました。日本の高温多湿のベランダで鉢植えしている段階でバラにとってはハッピーから程遠いわけで負荷をかけて申し訳ないよね。健康な株が感染しないよう気を付けながらいたわるよ。
ところで、最初に書いたバラの寿命、短い物で10年くらいで、原種に近いほど長くなるらしいです。家のバラの一番古い株はいただき物の35才くらいのピンクのバラで、その次が2008年5月に挿し木で作った株なので13才くらいになります。挿し木で次世代が作れるのはバラの強みなので、様子を見ながらバックアップ株を作る予定ですが、根頭がん腫病は挿し木してもキャリア株になるらしいのでどうなるかはわかりません。いずれにしても今のところ昨年よりだいぶ元気そうなので期待したい所です。
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