最近の革仕事

最近とんと更新していませんが、靴は作っています。これは２０２４年７月に完成したローファー。

白い革は大分前にポーチでも作ろうと買ったキップで、柔らかく手触りの良い物でした。ずいぶん放置したので靴にしてしまいました。

この靴の肝は底です。底は木目風とコルク風の素材に黄色を合わせました。あと、自分のイマジナリーブランド名を中敷きに付けました。オズの魔法使いでドロシーが家に帰る為に、踵を３回打ち付けながら唱える呪文、There Is No Place Like Home の頭文字です。

このイマジナリーブランド名は元々お菓子を作る時に使っていたのですが、いやこれは靴にこそじゃないのと思い至り、イマジナリー屋号にしてしまう事にしました。

あとはモカ縫いをやりました。ミシンはドーーーッて行ってしまうけど、手縫いだと自分のペースでゆっくり進められるところが好き。先生にも縫い目がきれいってほめてもらいました。嬉しいー。

それから１０月末で退職されるものすごいお世話になった先輩への退職祝いのオマケにポーチを作りました。これも家にあった革で、中のポケットには会社の歴代のロゴと、先輩の入社と退職の年を刻印したラベルを付けました。

サコッシュになる形にしたかったのでフックを取り付ける所をどうするかが一番の悩みどころで、考えたり相談したりした挙句、お教室の１枠をまるまる使っても完成せず、先生に糸を貸していただいて家で残りの始末をしました。

お渡しに間に合ってよかったです。

しかしこれを作るに当たって革包丁を沢山使い、慣れるにつれ楽しくなって、やりすぎて手を痛める、といういつもの失敗をまた繰り返しました。この頭と体のバランスの悪さはもうどうにも治らないものなのかしらねえ。