電車内の忘れ物

先日、仕事の帰りにこの紙袋を電車に置き忘れました。

網棚に置いて取り忘れるというよくあるアレ。家にあった紙袋の再利用で中身はジンジャーブレッド数枚、ラップでくるんだシュークリーム、牛乳入れて会社に持って行ったプラボトル(空)とその保冷バッグ、それと、手袋片方。

電車を降りて１０分位で気づいて、あわてて改札に戻り駅員さんに説明をすると、とっても親切に対応して下さいましたが物はみつかりませんでした。

京王線での紛失物はラインからも探せるとの事で、家に帰って残った片方の手袋の写真を撮って遺失物登録。でも見つからず。

で、その翌日。ラインに見つかりました！というお知らせが。えー！とメッセージを開いたら若葉台駅預かりになっています。若葉台駅は京王相模原線。私は本線。荷物を受け取った際に、何で若葉台で？とうかがったら、多分、私の紙袋は網棚に乗ったまま新宿と八王子・相模原を何度も行ったり来たりし、最終的に車庫に入って発見されたのでは、という事でした。

最初、見つからない、となったとき、これはフトコロかココロが貧しい人に持って行かれたかなあと思いました。きっと、ケッて言われながらどこかのベンチに置き去りにされるか蹴り飛ばされて路傍のゴミになっているんだろうなあ、ジンジャーブレッドは自作でシュークリームは人気でなかなか買えないやつだよ・・とか思っていたのですが、放置後５～６時間後まで誰もさわらなかったとなるとこれはこれで京王線っていろんな意味ですごいなって思いました。治安とか、無関心とか、危険物だったらとか。

前に京王線内で予備の眼鏡を落とした事があり、それも出てきたんでした。落し物がよく出てくる電車。

ところでまた別の日ですが、京王本線から井の頭線に乗り換えました。車内に先にいた女性３人連れが「あッ！！！」っと大声を上げるので何事かと思ったら「やだ、どうしよう！！」と続き、その目線の先にはシートに置き去りにされた片方のイヤーポッド、とっさにつかんでホームを振り返り「行っちゃった・・・・」。座っていた人が急に降りたので座ろうと思ったらイヤーポッドがあった、とかそんな感じだと思うのですが、この女性、いい人なんだろうなあ。やだ、どうしよう！ってこのシチュエーションでなかなか出ない言葉じゃないでしょうかね。イヤーポッドが持ち主の元に返れていますように。