脂肪の火曜日

とうとう自宅で作りました。セムラです。

バターと砂糖の入ったカルダモンフレーバーのパンにアーモンドクリームと生クリームをサンド。どっすりとおなかに溜まるカロリー爆弾。

脂肪の火曜日とはインパクトのある名前ですが、実はもうちょっとマイルドにパンケーキ・デイと言われていたりもします。れっきとしたキリスト系のイベントで、四旬節の初日である灰の水曜日の前日、２０２１年は２月１６日になります。スウェーデンではパンケーキの日の他にセムラの日って言ったりもします。

なんて事は調べて知ったことで、まわりのスウェーデン人たちはセムラはイースターまでの間に食べる物、という認識のようです。おいしいからね！なるべく食べたいよね！とは同僚の言。スーパーとかでもクリスマスを過ぎると売られているイメージです。

以前会社で作って、あまりの美味しさと原材料から(カロリー的に)恐るべき食べ物だなと思っていましたが、今年は在宅で心に余裕があるのとコロナのせいで健康診断が先週になったので（健康診断直後は限定解除を自分に許している）作ってみました。オフィスで作ればみんなで分け合えるんだけどなあ。

アーモンドクリームは粒からではなくアーモンドプードルで。楽をする分材料にコストをかけてマルコナ種のアーモンドプードルを使いました。違いはよくわからなかったけど美味しかった。

スウェーデンはナッツやスパイスを生産しないのに伝統食におけるナッツやスパイスの使用率が高いのが前から不思議なのですがなんなんでしょうね。バイキングの所以かなあ。南方に植民地を持っていたかしらと調べたら、持っていたけどすごい短期間で返還したり売却したりしていてやっぱり昔からユニークで独自路線なんだなあって思いました。

さて、セムラは夫の好みではない事は予測していましたがコメントは“２個は食べられないな"のみだったので困っちゃう。いや、２個食べられないのは至極普通なんだけどさ。卵１個でセムラのパンが８個できちゃうのよー。

おいしいんだけどなー。重いんだよねー。