2020年9月23日水曜日

リモコンを開けてみた

十数年前に購入したTVのリモコンが壊れたので開けてみました。最初はメーカーのマニュアルにそって”故障かなと思ったら”のフローをなぞったり、ネットの海を泳いだりしましたがダメっぽくて。



反対側



どうにもならなかったので、自分で問題を切り分けしてみました。問題の確認は本体のボタンが使えるかと、リモコンから赤外線が出ているかの確認から始めました。

 通信は可視光線ではないのでカメラを通して見るのですが、家のリモコンどれからも出ないんですけど?!って思ったらiPhoneって補正してくれちゃうみたいで、ガラケーつかったら見えました。まじか。

  

問題のリモコンは赤外線出ていませんでした。TV本体のボタンは有効なのでリモコンの故障と特定。リモコンに2つあるLEDの両方とも機能していないので電源又は基盤が原因と判断。

という事で開けてみたのでした。私ねえ、最近のこういうはめ込み式の筐体だいきらい。開けるのビックビク。

開けたら乾電池に触るワイヤが外れたので、ナニコレ!?ってなったけど、理屈はこう。



電池の並びは直列ですから、ケース内で押さえつけられて電池が挟まった時に通電が途切れなければ、電池が抜けた時に物理的に繋がっていなくても構わないわけです。一瞬原因を見つけたかと思って喜んだよね・・・

気を取り直して念の為ばねをやすって、電池を交換してテストするとばっちり。


おとーさまお手製愛しの超シンプルテスター

という事で乾電池からの電源供給は問題なし。じゃあ基盤側かあ。



基盤のシマシマは導線で、そのままだと断線してる状態ですが、シリコン側のボタンが押されて裏についている黒いのがシマシマにくっつくとそこだけ通電できる。キーボードとかと同じ仕組みです。

Webをサーチすると中身洗ったら直った、なんて記述がいっぱいありましたが、その場合はこのシリコンのパッドと基盤の間にゴミがくっついてたんでしょう。家のリモコンは割ときれいで、期待薄だったのですが、念のため洗って乾かして、組み立てなおしたら、





やっぱりだめでした。

ざーーーーーんねん!

ガラガラピシャン!



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