2018年2月21日水曜日

冬のパン

先日会社でセムラというパンを作りました。伝統的にスウェーデンでだいたい2月からイースター前までの間に食べるパンだそうです。



私が前にスウェーデンで食べた時は、粉砂糖のかかったあまり味のしない愛想のない感じのパンの中に甘くないホイップクリームとあまり味のないアーモンドクリームが入っていて、???という印象でした。スーパー内のパン屋さんにあった物を購入したのですが、これはこのまま食べて正解なのか、実は何かソースをかけるとか何かに漬けるとかするべき物?と考えてしまうくらいに中途半端な味で、大人の男性の握りこぶしくらいのパンが食べきれませんでした。

しかし今回のはしっかり甘く、ケーキと菓子パンの間くらいの印象でとても美味しかったです。美味しいのですが食べ終わると案外重く、1個で十分。はっきり言ってカロリー爆弾と呼んでも差し支えない感じのレシピでしたからねえ。だから美味しいのですけども。



パンはともかく中のアーモンドクリームを手作りするのには驚きました。これからアーモンドの皮をむきます、と言われて !? となったのですが、鍋でお湯を沸かし、軽く茹でて冷水に取ると茶色の甘皮がするっと剥けるそうです(するっと行かない物も結構ありました)。皮をむいたら砂糖と卵黄と生クリームをあわせてフードプロセッサーでペースト状にします。アーモンドのざらつきは残ってOK。アーモンドプードルで作っても良いそうですが、やはりちゃんと作るのが美味しいとの事。そりゃそうでしょうね。

スウェーデン人男性達があまりに普通にアーモンドの皮むきについて話すので、まるで一般常識みたいに言うけど、って言ったら、ああ、一般常識だね、と。スウェーデンではクリスマスのグロッグに入れるアーモンドの皮をむくからみんな知ってる、という事でしたが、買ってきたミックス(グロッグ用に普通に売っている)じゃダメなのか。そこはこだわりポイントなんだなきっと。

2 件のコメント:

Shironeko さんのコメント...

アーモンドの皮むきについて語りあう男性軍。す、素敵すぎる。

k子 さんのコメント...

日本ではありえない感じですよね(^-^;
スウェーデン男性は料理は一般的な生活スキルの内の一つと認識しているようで、非常にふつーうに話すんですよねぇ。