3月の話ですが、初めてサントリーホールに行ってきました。テレビでよく見る、演奏者の後ろに観客の席があるアレ。演目はウイーン交響楽団のベートーベン7番と8番。
7番聞きたさに押さえたのですが、公演日が小澤征爾逝去のすぐ後だったので、はっ、ウイーンフィル、と思ったけどウイーン交響楽団はまた別でよく混同されるのだそうです。私も混同してました。
お席は、演奏者の後ろのアノ席です。
オーケストラを後ろから見るというのはなかなかできない経験ですが、やはり色々と面白い発見がありました。中でもティンパニーの上にコースターが乗っていてぴょんぴょん飛び跳ねていたのが出色で、後で調べたらティンパニミュートという物でした。こんなの演者かこの席でないとみられない物だった。ちょっとかわいかった。
あと、7番、ノリノリなので、これをじっとして聞いているのはなかなかの試練、と思っていたのですが、やはり始まるとあちらこちらにノリノリの人々が散見されます。わかる、けど気になる。しかし最後の方で私の前の席の方がついにヘッドバンキング始めたのを見たらなんだか可笑しくなってしまい、うんうん、楽しい曲だよねぇ、私も好きだよ、と鷹揚な気持ちになって終わったのでした。そういえば友達が喧嘩は笑っちゃったら負けって言ってたなー。
公演は18時20分開場だったので、早めに家を出て国立新美術館でマティス展も見てきました。不思議な建物。平日の遅めで空いているかと思いきや案外人がいて色々な展示をやっていました。ちょっと東京国際フォーラムみたいな印象です。
マティスの切り絵が大好きで、見たかった作品が色々見られて嬉しかった。やはり色と質感は本物でこそ。写真撮影可の展示が結構あって日本もそういう流れなのかなと嬉しくなりました。ブルーヌードの青はやさしいマットな青でした。こんなに線が入っていてこんなにピン跡(仮止めの跡)があったなんてびっくり。
写真はありませんが、ロザリオ礼拝堂の展示もすごくすごく良かったです。シャガールのステンドグラスを見た時も思いましたが、色が作品の根幹の人はステンドもすばらしいのかな。
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