2023年2月14日火曜日

5足目の靴

 初めて自分用ではない靴を作りました。内羽根ストレートチップで先端薄めのシュッとした夫の会社靴。

自分で作っておいてナンですが美しい。大満足。

先生にも重いですねーといわれるサイズでなかなか大変でしたが、やはり製靴というと、こういうピッカリと美しい紳士靴を作るのが王道って感じするじゃないですか。

この靴は夫の希望で内羽根ストレートチップ、でも他は極力簡単シンプルに、とにかく失敗しないように、底も作業性と履きやすさ重視でゴムとウレタン積み上げで。先生に見てもらったり直してもらったりしながら2022年8月から2023年1月にかけて計50時間くらいかけて作りました。レンタル木形と型紙が7000円(当時)で材料費は9900円(時価)プラス月々のお教室代。

夫は既成靴が合わない足の形なので靴を作ったらQOLが上がると思っていたのですが、試し履きの感想は「んー、なんかスニーカー履いてるみたい」。なんかパッとしない言いようだなってオイって思ったのですが、スニーカー履いてるみたいで見た目がシュッとした靴って最高って事じゃあないのかい?

私の足は極めて普通で、リーガルの23.5の木型がばっちりあう新品でも靴擦れしない偏差値50足、だと思っていたのですが、自作の靴ばかり履いていて、先日久しぶりに古いブーツを履いたらアレッ?!って思う程パカパカで歩きにくかった。

初めて自作のブーツを履いた時、あまりにフィットするのでなるほど不二子ちゃんとかの着るキャットスーツというやつはこんな感じなんだな、って思ったのですが、それが普通になって初めて自分は偏差値は50かもしれないけど、それはフィットしているという事とは違う、と気づいたわけです。

何事も現状を普通だと思いがちだけど、でも痛くて辛いのが当たり前、って事は本来多分ない。ただ他を知らないだけ。あるは知らされていないだけ。知らないって事を知るにはどうしたらいいんでしょうね。とはいえ当たり前ではないんだ、の先はまた別の話になるんですけども。

それはさておき。

夫もこの靴を履いて沼れば良いよ。ふふふ。

この後この靴と同じ革でバッグを作っている間にこの靴のフィードバックをもらってもう一足作ろうと思っています。靴底を革にして自己満振り切りでもういいやって思う程ゴリゴリに凝ったやつも1足くらい作ってみたいなあ。


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