2017年7月31日月曜日

チャイナレポート

出張で中国に行ってきました。深センです。滞在は2日ですが、初の中国本土上陸でちょっとどんなものかと思っていましたが、いやいいや。物の見方が変わる出張でした。思う事はいろいろいろいろいろいろありました。キャセイで香港経由で入ったので、帰りは香港に16年ぶり3度目で1泊。楽しかった!

ザ・香港




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前回出張で来たとき偶然入って以来、再訪問を熱望していたお店でご飯たべたし(美味しかった!)(見た目は訴求力ないよね)(けど、うぅんまい!の!)


(けして安くはない)(100円で7ドルくらい)


なんだかよくわからないけど若カップルの飲んでいる体に良さそうな汁も飲んだし(不思議な味だった)(塩入れて飲むらしいが私はストレートで)


(葛ってかいてあるけどトロッとはしていない)


市場は相変わらず楽しいし(しかし決して安くはない)(でも量が多い)




(多分晩ごはんメニューお助けボード)


ホテルの足場は相変わらず竹だったし(永遠に竹なのかも)


おかゆセットも美味しかったし(朝からこのボリューム)(残した)(悔しい)(腸粉はハノイで食べた蒸し春巻と同じ感じで、でもハノイの方が美味しかった)




氷の入ったマンゴージュース飲んだら相変わらずお腹壊した。(あまりの美味しさに信じたくなくて16年ぶり3度目のトライ)(でも壊した)(なぜ)(写真!なかった!)

でもマンゴーとドラゴンフルーツ食べた。この中が赤いのが好き(でも白いのも好き)


たった1日半の滞在なのに財布の20ドル札が3種類もあった・・・


点心は結局食べられなかったのが残念。最低2人前からぽいんだー。(誰か一緒に行ってくれ)


今回のお土産!香港台湾のOLさんはみんな持っているそう。虫刺されにはすごく効いた!!!頭痛肩こり筋肉痛にも良いらしい。


お安くてガラスの小瓶がかわいくて携帯にも良いと思う。


あとお茶!やっぱりお高いプーアルは美味しかった!地元の人がお使い物にするようなお高いプーアルはやはり誰が飲んでも美味しいのだ。そういえば、中国人の同僚(上海近郊出身)がウーロン茶は日本の物でしょ、というので中国だよ!!!って力いっぱい突っ込んでしまった。でも子供のころからウーロン茶は日本製だったっていうので、あーこの人坊ちゃんなんだな、サントリーすげえなって思いました。


あー香港最高。元気出る。数年ぶりにFB上げたら昔の同僚が食事どおって声かけてくれてうれしかった。残念ながら1泊だったから会えなかったけど。また来る。誰か誘って食い倒れしにくるよ。なんで人間1日に三食しか食べられないんだろう。


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ところで中国本土ですが。

香港空港から直接深センの蛇口港へ行くフェリーに乗れます。乗り換えは英語が喋れれば簡単快適でした。蛇口はすごく綺麗なターミナルでびっくり。なぜか吉野家が入っていました。

ターミナルからタクシーに乗ってホテルへ向かったのですが、港湾区域を出るあたりに、Time is Money, Efficiency is Life(時は金なり、効率は生活なり、ってところでしょうか)って巨大なモニュメントがあって、なんだなんだすごい意気込みだなって思って後で調べたら、これは中国の経済政策のスローガンだそうで。なるほどなあ。

実際に行ってみた中国は私の知っている中国じゃなかった。全然ちがった。なんとなくもったりしたところはあるものの、皆スマホを持ち、建物も車もバスもピカピカで、横入りもされず、エスカレーターでは右端に寄り、怪しい人や変な人がいない。浮浪者もいない。道は広くてヨーロッパの車が沢山走っていました。

シェア自転車がすごい沢山あって、オフィスの皆が通勤に使ったりしていました。シェア自転車についてはちょっと調べると良くない記事が沢山出てくるのですが、少なくとも私の動き回った範囲ではよろしくない状態の物は見かけなかったし、会社ごとにまとめておかれている感じでした。乗ってきて乗り捨てる人がなんとなく同じ会社で寄せた、とかそんな感じに見えました。置いておく場所の目印らしいものがないのですが、何にしろ何もかもがひろーーーいので、自転車が数台並んで置かれていても本当にどうってこと無い感じなのです。自転車は後ろの車輪にロックがあり、QRコードが貼ってあるのでスマホで読み込んでんでスマホで支払うとロックがカシャリと外れるのだそう。すごい。

タクシーの配車も完全にスマホから、支払いもスマホで、運転手に済んだというとレシートが出てくる。レストランもスマホで支払い。私のアテンドをしてくれた人が財布を出すのを見なかったな。おまわりさんが沢山いるので、安心感もありました。オフィスのあたりとか、ほんとに一日中ぐるぐるしてた。

皮張りシートのアウディに乗る深センオフィスのマネージャーは自分をミドルクラスか、ミドルのちょっと下だと認識していました。アッパーミドルではないそうです。ひええ。アッパーは公務員らしい。やはり官の力は中国では絶大だそうで、そこはイメージ通りでした。日本バッシングはかけらも感じなかった。日本人お断り、という中国語の張り紙のある店を見たことがある人が社内に1人いました。

経済に対する感覚の鋭さには舌を巻くし、笑顔が少ないのは文化に織り込まれているから仕方ない。知的財産やライセンシングとかにはもうちょっと敬意をはらえや、というのはイメージのままで、やはりそれ系では驚くべきこともありました。あとやっぱりグーグルには基本的につながらなかった。(繋がるところもある)。

中心から30分位離れたところにも行きましたが、奥に入ったらすごく変わるかと思いきや、全然違和感なし。深センのもう一つの顔、って言われたけど(中国人に)え、何が???って感じでした。お客さんにも会ったのですが皆スマートで穏やかで感じのいい人ばかり。オフィスが暗いのがちょっと謎でした。2箇所行ったけど両方とも暗かった。ウチのオフィスは違和感なし。

農村まで行けば違うのでしょうが、私の見聞きした範囲の中国は、日本で報道される記事からは想像できないと思いました。もちろん私の見たのはごく一部で、中国が今じゃばじゃばお金をかけている経済特区であるにしても、それにしても!って感じでした。

オーロラ見てもナイアガラの滝見ても人生観変わらなかったけど中国見て何かがすごく変わりました。この衝撃は”松本サリン事件の犯人は旦那さんじゃなかった”以来かなあ。自分の無知さや感覚の鈍さにぞっとしたというか。やはり報道には指向性があるし、私の性格的に人から聞くだけではだめで、自分で見て経験して初めて中に落ちてくる。しかしそれでも非常に限定的で、それが実際の所どれほど限定的かという事は実はまったくわかっていない。何かを理解するという事の難しさや、自分の無知を改めて認識するという点でも、本当に行ってよかったなって思いました。

あと何もかもすっごく美味しかった。(大事)

2017/5/17-21

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

k子さん、

中国!素敵!!
今回のレポート読んでいて、私が20年ぐらい前に香港に行ったときにも同じ感覚を味わいました。一般的に報道されているより、ずーっと都会でコスモポリタンで、「あ、日本ってもしかしたら追い抜かれる!」って強く感じたのを覚えています。井の中の蛙ってこんな感じか?って。わが社にも中国本土やインドからたくさん若いエンジニアが来ますが、英語も話せるし、スマホももちろんみんな持っていて使いこなしまくりだし、まさに世界はグローバル化してるなーって日々実感しています。世の中確実に動いてますね!

k子 さんのコメント...

こんにちわ!いやあ、長いエントリー最後まで読んでくれてありがとうございますー。
自分で体験しないと理解できないことって本当に沢山ありますよね!

深センは街年齢が青年期に入ったぐらいの感じで実に自由で伸びやかな印象でした。若い労働人口が抜群に多く、エンジニア達は皆非常に熱心です。中国ローカルにとっても今ビジネスが最もアツイのは深センだそうです。眠れる龍は30年くらい前から起きていたみたい。知らなかった。