家はお歳暮等を送るキチンとした家ではないのですが、それでも贈り物いただき物が増えるのが12月です。
直近では立派なお葱!近年ご近所付き合いをさせていただいている澁澤先生からです。恐れ多くもありがたい事です。とても大きな影響を受けた本の著者が近所に住んでいて、まさかお葱(すごく美味しい)をいただくようになろうとは。
スーパーで高いなーって見て買わないで帰って来てお電話に気づいた時はびっくりでした。今年もありがとうございました。
もうひとつ驚いたのは、先日十数年ぶりに顔を合わせた学生時代の友人に先生の話をしたところ、彼女のいたゼミの建石先生が澁澤龍彦氏の何冊もの本の挿画を描いていたという事で、彼女自身も龍彦氏とご婦人の瀧子氏についてもよく勉強していました。びっくり。彼女もびっくりしていた。本当に何がどこでどう繋がっているかわからない。
12月の頭には、北海道の友人が、自分と友人達で毎年仕込んでいる万能ダレ1升(!)と、白菜とキャベツを送ってくれました。タレは秋に作って1年かけて使うそうなのですが、これがものすごくバランスが良く、煮物焼き物付けタレ、何に使っても一発で味が決まってとてもありがたいのです。
しかし特筆すべきは一緒に送られてきた野菜で、これがいつまでたっても元気で美味しい。とても謎です。よくよく聞いたら10月頃に収穫して新聞紙にくるんで半地下に保管した物を11月に上げてきて置いてあり、それをくるまれたまま、段ボールに入れて送ってくれたとの事。家では家の中で一番寒い玄関に箱のまま置いて、必要に応じ何枚か葉を剥がして戻す、というのをやっているのですが、1ヶ月たった今でもまだ元気で美味しい。どういう事。なにがどうなってそうなるんだろう。野菜って冬眠するの???
ところでこの友人の作る南瓜と馬鈴薯がとても美味しくて、でも諸般の事情で馬鈴薯は今後は出さないとの事だったので、友人の住む町へふるさと納税して送ってもらう事にしました。そしたら全然ちがうの。同じ町でも畑が違えば出来がとても違う。美味しい事は美味しいけど、違う。ふるさと納税した事を友人に話したら驚いていたけど、それならOOさん家のかなあ、土が違うんだよ、との事。友人の畑は粘土質がキツく、そうするとでんぷんが増えるのだそう。と、いう事を知ってしまうと、名産地とは、ってなっててしまいますよね。結局のところ土、ひいては生産者なんじゃないのか?
北の大地への憧れは募るばかりです。
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