でも理想の品物は見つからず1か月を超え、妥協に妥協を重ねて1万円超えるくらいの品物が見つかる感じ。そんな折、たまたま新宿でふらりとオカダヤに寄ったら30cmx30cmの革を1090円で売っていたのです。
柔らかい手触りで薄めで、なんだかミシンで縫えそうだな、と思ってお試しに買い、デニム用のミシン針で縫ってみたら何の問題もなく縫えてしまいました。
そしてルレットをギリギリと食い込ませる事で穴をあけ、刺繍針に皮革用にロウびきした糸を使ってジッパーを手縫いしてみたら案外いいかんじ!
って調子にのって4つも作ってしまいました。楽しいいいい!!!
一番大きいの以外はハギレの皮で1枚300円。変な形をしているので綺麗に切れる物だろうかと心配でしたが、紙を当てて平行と直角を出しながらカッターで切ったら、ほんのちょっとズレたりしたもののなんとか恰好がつきました。
試作品1号
思いのほか上手にできて嬉しかった1号。お気に入りです。地味な色ですがとても上品で、そのままドレスに合わせても使えそう。でも塗ってある素材なのであまりガツガツつかうとあっという間にカドがはげそう。
試作品2号
柔らかく薄く張りがあって臭いのない牛皮。多分とても良い素材なのだと思うのですが、色の鮮やかなジッパーと糸をつかったらなんだか安っぽーくなってしまいました。よく夏のコフレセットとかでもらいそうな感じ。作り直すかも。
試作品3号
良い感じだけどちょっと小さすぎてて実用向きでない気も。予備バッテリーとかでしょうか。
試作品4号
革としては一番好みの素材ですが、やはりサイズが小さいのと厚めなのとで、何に使う?という感じです。でも買ったら高そうなのができた!と思って夫にあげたら貴重品入れにしていました。
欲しい皮を買えばいいのでしょうが、ネットでは手触りが確認できないし、まともに買うとあっというまに5~6千円とかしてしまうので、いつか思うような素材と出会える事を期待。できればハギレで・・・笑
しかし、皮をカッターで切ると、なんともいえない独特の有機的な感触がして、ああ、これは生き物だったのだなあと強く感じます。大事に使いますね、と思いながら切ったり縫ったりするのです。
元々革製品が好きなのですが、革に限らず、毛も綿も含め、天然素材が好きです。というより、石油系の素材の汚くなりようが嫌いなのです。とはいえ機能性素材の快適さは捨てがたいので生活には両方入り混じっているのですが。
私は物に愛着を持つタイプで、1年サイクルで何かを買っては捨てる、というようなライフスタイルに向かないのです。なるべく長く綺麗に使えるものが良い、となるとやはり天然素材になっていくのが面白いなあと思うのです。
2 件のコメント:
k子さん、
わーい、手作りシリーズ大好き。
自分の理想とするものがないから自分で作って、自分の理想とするものができた時ってとっても嬉しいですよね!きっとそこが手作りの醍醐味。
Shironekoさん、
うれしいな、そこをわかって下さって!そうなのです、もちろんプロセスも楽しいのですが、まさにそこが手作りの醍醐味です。物作りも料理もそうですよね。愛着と誇りと満足ですよ。うふふ。
コメントを投稿