旧友との旅行

最近本当に出かける事が多いのですが、今度は花巻に行ってきました。

昨年、宮沢賢治生誕１２０年の記念で童話公園のステンドグラスが設置され、ライトアップされたのです。見たかったのですが行きそこない、がっかりしていたら今年もと実施の事。しかも終了まであと２週間半という状況で気づいた為、慌てて計画を立てました。



問題は一人で行くのか誰かと行くのかそして誰と行くのか。結局、早くに結婚し５０を前に子育ての終わった東北に住む旧友と２５年ぶりくらいに旅行しました。付き合いは深く長く、グループで旅行したりはしていたのですが、２人で旅行に行ったのは初めてという事に旅行中に気づきびっくり。まあそんなもんだ。

ライトアップは時間の関係で見なかったのですが、夕暮れもきれいだったのでとても満足して帰ってきました。






-----
しかし、この一泊二日の小贅沢旅行は驚くべき充実ぶりでした。大した事はしていないのですが、１０代後半以来の友人で、黒歴史もがんばった事もだいたいザックリ把握している波長の合う人と、何の邪魔も入らない環境で思う存分喋り、人魚か河童かという程温泉に浸かり、上げ膳据え膳の美味しいご飯に、広々とした３間と美しい庭、美味しいお茶に寝心地の良いベッドとくればまあね、そりゃあほら。



一泊二日とは思えない驚きのリフレッシュぶりでした。帰ってきた自分がとても穏やかで優しい気持ちになれ、忘れていたアレソレを思い出したりなんかしてちょっとびっくり。帰りが遅い事を見越して月曜はお休みを取っていたのですが、それも相まって火曜に出勤する時、１週間の休暇を取った後よりも会社に距離を感じました。

とても楽しかった。そして一泊二日という短さがまたよかったのだと思う。

良いときも悪い時も、近づいたり離れたり、二本の線がお互い自分のリズムで緩やかに波打ちながら三十年以上併走しているような友人。年に一度の小贅沢旅行、これからも時々行きたいなあと思ったのでした。