金曜日に遠来のお友達と会ってきました。2年半ぶりくらい。丸の内にある時々ランチしたりパン買ったりするブラッセリ-に行ったのですが、鴨のロースト!が!!美味しかった!!! 鴨に申し訳ないと思いました今まで見くびっていて!みんなが美味しいっていう物はやっぱり美味しんだ。抜群のロースト具合。これは自分ではマネできない。
テーブルナイフに9.47と刻印があったので質問したら、店長さん風の方がわざわざ来て説明してくれました。ご自慢の逸品らしい、と思ったら、パリの某有名ビストロのシェフが切れ味に惚れ込んでメーカーごと買い取ったというナイフなのだそうです。導入当時、お店の人達が洗う際にスパスパ指を切って皆傷だらけになったという曰くつきの代物。
肉を切りやすく、断面が滑らかで美しく、口に入れた時もそのスムーズさが気持ちいい。なるほど、よく切れるテーブルナイフというのは良い物だ、と思い自分も買おうと調べたら1本1万円超。ほほほほ。むり。
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鴨のロースト(3800円+税サ)、定番メニューではないのですが基本的に出されているそう。あと、知らなかったけどバケットが食べ放題だったみたいです。ここのバケットホント美味しいんです・・・。
あとデザートも美味しかった。チョコレートパフェとブルーベリーのタルトを3人でシェア。パフェはともかく、タルトの美味しさはさすがにパン屋併設なだけあるなあと思いました。アーモンドクリームもクラストもほんと美味しかった。あの美味しさはバターと小麦粉と砂糖の全部が良い物使ってる美味しさだと思うの・・・
ディナータイムはサービス料10%かかりますが、サービスは納得できるものだったので価値はあったように思います。私たちにはちょっとお高いけど、また行こう。こういう、また行きたいと思うレストランとか、あそこのアレが食べたい、という物にぶつかると嬉しいですよねえ。昔から好きな店ではありましたが、夜の良さを再確認。丸の内のお気に入りのお店がひとつ移転してしまいがっかりしたところだったので、そういう意味でも嬉しかった。もうちょっとお手頃だったらなあ。
ところでこの記事を書くにあたりなんかもやっとしたので「友あり 遠方より来たる 」を調べてみたら・・・
このフレーズ、「遠方より友来る」と覚えていたのですが、実際は「朋有り遠方より来る」でした。
そして原文は「有朋自遠方来 不亦楽」、辞書によって解釈が違ったりするらしいですが、このかたの記事が面白かったのでこっそリンク。三省堂によると「同じ志をもつ友達が遠くからでもやってきて一緒に学ぶ。なんと楽しいことだろう。」という事だそうです。
わあ。思ってたのと全然違う。なんてこと。
しかも。太宰治の「正義と微笑み」の中で、この訂正を大学の漢文の授業で習って感心するシーンが出てくる。そこ読んで私も感心したはず!!!わあああ。なんてことー。
しかし、こうして改めて調べると、論語ってなんだか、うんうんそうだねって事が書いてあって、じっくり読んでみたい気もするのです。哲学的議論をこねくり回すのは好きです。おじさんぽいですかねえ。
でも、もし学生の頃、嫌いな科目はほったらかしでよかったら、私はきっと生化学か哲学のどちらかに進んでいたのじゃないかと思うのです。学生当時はうすらぼんやりした子だったし教養を手に入れる意味も理解していなかったので結局は同じ道を通ったかもしれませんが。つまるところ私は「生きている」という事に興味があるのかもしれないです。生化学と哲学の違いって、命を物理的に分析するか、概念的に分析するかの違いのような気がするのです。
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