ミトコンドリアのDNP配列は通常完コピで母系で受け継がれることから人類の起源を追ったりするのに使われますが、先日TVで面白い事を言っていました。
ホモサピエンスはアフリカをルーツとして世界に広がったと言われていますが、そのミトコンドリア的に世界に広がった人類の元になったとされている部族の集落の人のDNA配列と、隣の集落の部族の人DNA配列を比較すると、日本人含む他の人類のDNA配列との比較よりも大きな違いがあったのだそうです。
と、いう事は、その世界に広がった部族は他の部族と比べ、とりわけポジティブで冒険心が強い傾向があった、だから人類が世界に広がった、と考えられるのではないでしょうか。
ここではないどこかへ行きたくなる遺伝子。それこそが船が進み車が走り飛行機が飛ぶ、その源流なのではないか。世界中の人が長期休暇に民族大移動し、皆がどこでもドアを熱望するのはその辺にルーツがあるのではないか。
さらに、そこに山があるから登っちゃったり、アマゾン川遡っちゃったり、いやんわ宇宙まで行ってしまうのは皆すべてその「この先に行ってみたい、もしかしてやばいかも、でもともかく進みたい、きっと大丈夫、うん、ダイジョウブ!」と背中を押す遺伝子に踊らされているからなのではないか。
もちろん人類が広がったベースには原始的ながらも政治的経済的な魂胆があったのだろうとはいえ、実際に最初にその「どこか」へ行くのは往々にして画策した人達ではなく、何らかの点においてとりわけ優秀で、かつ、その遺伝子の影響ががより強く出る人々である場合が多いのではないか。
うーん。
TVの話をうのみにする可否はともかく。
ロマンだなあ。
行きたいですよね、ここではないどこか。大丈夫、きっと楽しい。
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