美容室で、普段買わないような雑誌をパラ見する事はありますが、先日健康診断先に置いてあった雑誌にちょっとした衝撃を受けました。
その雑誌はシャンパン特集を組んでいて、「本当にシャンパンが似合う男でいられてますか」とかいうコピーにもこみちが蝶ネクタイでドヤ顔でバーでどかーんと座っててですね・・・うっかり吹いてしまいました。もこみちは良いんだけどコピーがたまらん。「本当に」って事は、素で当然と思ってる事をあらためて確認しなおす感じでOK?
他にも「今年の勝利者にふさわしい勝利の泡酒リコメンド」とかね。今年の勝利者って・・・官九郎とか?あと料理写真。惹かれる物もたくさんあったんですが、そのトリュフ率の高さに驚きました。とりあえずトリュフでしょ!これにもトリュフあれにもトリュフ和食もフランス料理もみんなトリュフ!お蕎麦にも忘れずにね!みたいな。
私も検診用のガウン着て雑誌見て吹くとかだいぶ痛い感じですみません。でもしばらく衝撃が抜けなかった。バブルの端っこを噛んだ私ですが、今でもこういう雑誌が成り立つ事に驚きました。高級志向も落ち着いた感じなら”うーん素敵だ”とか素直に思えるんですが。「定期購読で1冊あたり500円が390円に!」というのを見た時は!?!?でした。いや、確かに美味しそうな情報はたくさんのってたんですけど、アプローチの仕方にびっくりしちゃったといいますか。
こういうコピーに私がバックダッシュしたように、同じあたりがターゲットの女性誌のコピーをみると普通の感性の男性はどん引きするんでしょうねぇ、と夫にいったら、そらそうよ!って言ってました。とりあえず我が家の感性は一致って事で。異世界を覗くならそれなりの心構えでw
さて、この記事を書くにあたりちゃんと調べてみた所、私の見た雑誌の刊行は2001年からで、ターゲットは20代後半~30代だそうでした。なるほど飾り羽振りかざしてカッコつけアピールしたい辺りがターゲットなんですね。それならこの感じもわかります。バブル世代がターゲットと思いこんでどん引きしてしまいました。いやよかった。
今時の若者は地に足がついていて身の丈をわきまえ保守的で地味というざっくりしたイメージがありましたが、今でも続いているって事は、それなりに需要があるんですねぇ。ファッションが男性物ばかりだったので男性誌と思いましたが、女性専用の健診センターに置いてあったので、女性がこれ見てデートプラン立ててほしい感じなんでしょうかね????